【制作の裏側】魅力的なデザインができるまでの道のり
リモートワークが続いてなかなか体がなまってきているワタナベです。
家から出ないと余計動かなくなってしまうので、積極的に自主トレしないとだめですね…。
さて、少し前に弊社主催イベントのメインビジュアルデザインを担当したのですが、なまっている体のような私のデザインスキルで鍛練を繰り返してデザインを作り上げました。
私はデザインをがっつり担当することはあまりないのですが、その中でアートディレクターである加藤からのフィードバックを受けながらデザインを作り上げています。
本来はデザインを作り、見返してさらに磨き上げるという過程を1人で行うべきなのですが、私の未熟な部分を加藤からのフィードバックで補ってもらっています。
未熟なデザインを表に見せることはなかなか恥ずかしいのですが、何度もデザインを磨き上げてより良いデザインを作りあげていく弊社のデザイン過程をご紹介できればと思い、加藤からのフィードバックを赤ペン方式でご紹介します。
(イベントは新型コロナの影響で残念ながら延期になってしまったのですが…涙)
デザイン変更の目的
▲去年のデザイン
- 前回のビジュアルの印象を一新したい
- こみち市のサイトのようにデザインベースが同じでも写真を入れ替えることで印象が変わるようなデザインにしたい
https://www.komichi-ichi.com/2019/
#1 過去デザインに引っ張られてしまうのでNG
以前のデザインも写真を使用して両脇にお花があるというイメージだったので、単純にメインの写真を変えてお花を変えれば…という安易な思いでデザインを作成してしまいました。
たしかに「去年の印象が残ってしまう」ということでこの案はボツになりました。
#2 「意図にあっているか」を考えていないのでNG
お花の印象が重なってしまうということで、雰囲気の違った線描のイラストにしたのですが、線描イラストはチープ感が出てしまう+わくわく感の演出にかけるとの指摘がありました。
確かに、お花の印象が弱く、イベントならではのわくわく感が薄れてしまっています。
また、色味をロゴの色味と合わせて色味を抑えることでごちゃごちゃ感が薄れるかなと思い、花を黒い線描にしたのですが「花なのに黒」という違和感を持たせてしまっていたのでボツになりました。
#3 ごちゃごちゃして必要な情報が入ってこないのでNG
わくわく感!と思い写真を多く見せてイベントのイメージがつきやすくと思ったのですが、一緒に使ったお花のイメージやロゴ周りのイベント情報でごちゃごちゃしてしまいボツになりました。
また、黒のオーバーレイだと暗くなるからと思った白オーバーレイは逆に写真がぼやけてしまい、失敗です。
#4 これもごちゃごちゃと違和感があるのでNG
#3の別案だったのですが、こちらもごちゃごちゃしていて重要な情報(イベント名や日時)が入りずらいためボツです。
そして、前回の反省を活かせずやはりお花の色味に違和感が…。
#5 やっと方向性が見えてくる…
やっと方向性が見えてきたのですが、やはりワタナベが苦手としている「重要な情報をパッと目に入れる」という部分が弱かったです。
#6 情報を目立出せつつにぎやか感を!
逆に情報を目立たせるために楽しそうな雰囲気がなくなってしまったので、ボツです…
#7 やっと完成!
(完成にいくまでにあと2、3校あったのですが)やっと完成です。
全体を通して
こうやってひと通りのフィードバックを見返すと、自分が目先の修正しか意識できていなかったことが分かります…。
もっとデザイン変更の意図や目的を深堀してデザインに取り組んでいくことが大切だと猛省しました。
このような「作る→見直す→さらに良くする」というブラッシュアップの過程を1人でも自信をもって進められるべく日々精進です。
とはいえ、やっとの思いで作り上げたデザイン!
イベントは悲しくも無期限延期になってしまったのですが、サイトは出来上がっているので、ぜひのぞいてみてくださいね(涙)