Web制作にかかわるブランディングとは?CSS Nite LP65 レポート#2
年末年始でバタバタとしていたらすっかり年を越してしまいました…。
お久しぶりです、スタッフワタナベです。
CSS Niteはすでに去年の11月のことなので、前回の記事からもうすでに2カ月…(猛省)
すっごく中途半端になってしまっていたのですが、しっかり3回分レポートします…!
ざっくりメモになりますが、かいつまんでお付き合いいただければと思います。
今回は長野で年商6000万円!
ブランディングウェブ戦略の専門家、ウェブエイトの草間淳哉さんのお話です。
#2 ウェブ屋に求められるブランド思考
クライアントから自発的に「ブランディングをやりたい」を引き出すブランド構築ステップの実例
ブランディングとは?
・同じものに対してどれを選ぶか?
→違いがわからないとどれを選べばいいかわからにない
→違いをはっきりさせて識別する=お客様に選びやすく=ブランド
→そのためにブランディング
草間さんは、「お客様に選びやすくしてあげるのがブランディング」。
これって言い換えると、うまくいけばこういうお客さんは来て欲しくないってふるいをかけることもできるから、働いている人もハッピーになれそうな気がする。#cssnite
— ゆっきー@Yuki SHIMIZU (@yukishimizu910) November 16, 2019
・顧客マーケット側から見た時に「こう思う」=ブランドイメージ
・企業側の「こう思われたい」=ブランドアイデンティティ
・「ブランドイメージ=こう思われたいというアイデンティティ」であるために「ブランディング」を行う
→高い安いではない(グッチもブランドならダイソーもブランド)
・思っていても伝えられなければ(発しなければ)伝わらない
ブランドアイデンティティも伝えられなければブランドイメージにならない
制作側とクライアントとの不和も同様
・記憶=回数×インパクト。回数だけではダメ。
→ただ、インパクトもブランドアイデンティティとズレていては意味がない
まとめて飾られた写真をみたときに、溢れ出るのは「刺激」を受けた記憶。思い出すことで、自分ごとに落とし込まれ、泣いてしまう。のだと思う。#cssnite pic.twitter.com/nVvYQqcZTJ
— Nobuhiro Takada / 高田 信宏 🌊🐠🌖 (@2Bdesign_mkt) November 16, 2019
・インナーブランディング・アウターブランディング
自分たちのブランドに誇りを持ち、1番のファンになり、スキルを磨き特性を上げていく
→だからこそ市場顧客向けに魅力を伝えることができる
→両方合わせてブランディングになる
ブランドアイデンティティ
・外部環境に左右されないブランド
・顧客のニーズ(顧客の欲求、不安困りゴト)をあらいだす
→欲求を満たすか課題を解決するという解決方法
我々は、お客様の欲求を満たすか、課題を解決するしかない。#cssnite
— 井水 大輔 😎ウェブ解析士マスター (@ImiDai) November 16, 2019
「誰に」「何を」「どのように」売るか。
もう、ほんこれ。これだけ意識してくれればよい、とクライアントさんともお話しています。 #cssnite— Nobuhiro Takada / 高田 信宏 🌊🐠🌖 (@2Bdesign_mkt) November 16, 2019
・バリュープロポジション
→非日常である必要はない。「やっぱりね」でもそれを導く過程が大事
・ターゲットを広げていく=大手のやり方「全部大事なお客さん!」
→ターゲットを絞りつつ臨機応変に対応
ワークを振り返る、深掘りする、セカンドペルソナの設定
・ポジショニングをしてブランドアイデンティティを出す
→そこからアウターブランディングをしていく
・「ブランドアイデンティティに対してどうするか」
個人的には個人の意見だから迷うが、ブランドとしての考えなので行動に移せる
「こちらが面倒」ではない、すべてはブランドアイデンティティを軸に考える
・ブランド体験シナリオ
(顧客の体験シナリオだけではなく、スタッフのシナリオも作る)
ブランドについて
・ブランディングアイデンティティをWebでも前面に押し出していく
・テレビで見た、広告で見た、実際に行ってみた、スタッフさんにあった、サイトの使いやすさ
→全てが連携してブランドイメージになる
・ブランド要素:ロゴやカラー、キャッチコピーなど(構成する最小要素)
・ブランド体験:その他の接点、スタッフ対応、ウェブの使い勝手や文章、フォント、チラシなど全て
→だからこそ一貫性、意図的、継続性があるべき
・ブランドの世界観(メタファー)も重要
→イルカっぽいよね、ドラえもんぽいよね。
・一貫性のあるブランドになることで口コミにも反応が出てくる
→ブランディングアイデンティティに沿って継続しているとお客様の方にも浸透して評価に繋がる部分になる
・「ウェブでなんとかできない?」
ウェブだけではなく総括して進めていくことによって効果が得られる。
→クライアントを巻き込んだプロセスが大事
・従業員から徐々に意識を変えていく
→制作側はそれをサポートしていける提案をすることで信用・信頼に繋がる
・情報があふれて顧客が迷っている。
→ ブランディングからサポートしてエンドユーザーに買いやすく選びやすくするのがウェブ屋の大きな役割
→ ウェブ屋だからこそできるブランディングを
・ブランディングをすることによって採用の質が上がる
→スキルよりも文化に馴染むかが大事!
→ブランドを見直すことで企業文化が見えてくる
・ブランドルールを定めて簡単なところを決めてモチベーションを高める
→ムードづくりという個人のブランディングをすることが大事
ブランド戦略とマーケティング戦術、クリエイティブの関係
1.企業理念(目的がないと動けない)
2.ブランド戦略
3.戦略を立てる
4.マーケティング戦術の実行=各種クリエイティブ
→だからウェブサイトだけだと意味がない(点だけでやっても変わらないよ)
→2から4をまわしながらPDCAをまわす
ブランディングには継続が必要
継続にはインナーブランディングが必要だからアウター・インナー両方必要ということか🤔 #cssnite— ちゃんれみ@LIG (@chanremi0923) November 16, 2019
・自分たちが今どこにいるのか
プロダクトライフサイクル
導入期:お金をかけない反則(アンゾフ1)
成長期:認知度向上(アンゾフ1)
成熟期:リピート推進や紹介による(アンゾフ1〜4)
衰退期:新規事業推進、他地域進出、多角化経営(アンゾフ1〜4)
・3C分析をクライアントと洗い出す
→自分たちにできる価値のあることは何か?が見えないと動けない
感想
実際の事例をたくさん紹介していただき、聞いているだけで「ブランディングでこんなことができるんだ!」「こういう風にクライアントさんの企業改善の手助けができるんだ!」とワクワクするセッションでした。
もちろん、ブランディングの重要性を理解してもらうことが第一だとは思いますし、草間さんの会社のようにがっつりブランディング戦略に携わることは初めからは難しいと思いますが、少しずつでも日々の業務の中に生かしていきたいと思いました。
今ではすっかり信者のようなワタナベ。笑
会場ではしっかりと草間さんのご本を購入させていただきました。
▲しかもちゃっかりサイン入り!
購入した本は自分自身のブランディングである「パーソナルブランディング」についての本ですが、ためになることがたくさんなのでもくもくと読みたいと思います。
レポート#3につづく…