2020/02/14

WEB PRODUCTION

Web制作にかかわるブランディングとは?CSS Nite LP65 レポート#3

こんにちは、ワタナベです!
今日はバレンタインですが、チョコはゲットできたでしょうか?
私はまったく準備していないので、おいしいスイーツを買って帰って夫と2人で食べたいと思います。笑
(わたくしごとですが、結婚して名字が渡邊から渡邉に変わりました。)

 

さて、やっと最終回となったCSS Nite LP65レポート。
昨年の11月に開催し、やっとまとめ終わります。(お待たせしてすみません。)

ざっくりメモになりますが、かいつまんでお付き合いいただければと思います。

今回は制作だけでなく、ブランディングを事業戦略の一環として提案しているILY辻原 咲紀さんのお話のまとめです。

 

#3 ブランディングを事業戦略に!
コーポレートブランディングとサービスブランディングの違いとその役割、プロセスについて

なぜ企業はブランディングを必要とするか?

・課題「ブランディングって必要?そこに投資って必要?」
経営努力の怠慢では!?

・具体的にはどういうこと?
→空気や概念だけで理解せずに自分の言葉で説明することが大事

・そもそも?
→クライアントはどういう企業を目指しているか?
→「すぐれた企業にしたい」優れた?とは?
→GoogleやAppleなど…ブランド価値が高いのでは!?

・ブランド価値の算出方法(経済産業省モデル)
→ブランドバリュー=付加価値の高さが算出されている

・販売価格が高い=付加価値の部分
ユーザーには販売価格しか見えていないが、判断基準は付加価値の部分

・2種類の経営努力
→コストの最適配分(品質改善。技術を高めるところに最適に配分していく)
→付加価値向上(=ブランディング)をお手伝いしている
品質を上げるために付加価値をあげて付加価値をあげると販売価格が上がる

付加価値=意味づけ
→一番安いもの=払わなくてはいけないコスト+自由に選べるコスト(選ぶ理由)
付加価値を提供することができれば価格競争に巻き込まれなくてすむ
→そうすれば品質改善に努めることができる

・think different:Appleの広告なのに、商品が1回も出てこない
製品ではなく自社の考えや使ってもらう意味を提供している

・ブランディング(対象や方向性がいろいろある)
→結果的に作用していかなくてはならない。
人の気持ちやアクションに繋げなければ。

・人に対してリソースを捻出させるように
・時間を使うに値するか(コーポレートブランディング)
・お金を使うに値するか(サービスブランディング)

・コストをいかに払ってもらうか
機能=コストに関わる(払わなければならないコスト)
デザイン、ストーリー=付加価値に関わる

・価値と意味を提供し時間とお金を適切に捻出していただくこと

・2つの領域
インナーブランディング:時間を捻出してもらうためのブランディング
アウターブランディング:お金を捻出してもらうためのブランディング

・時間の質か量
→量には限りがあるので、品質をよくしていく

・スタバの人種差別問題やNIKEの委託工場での不正労働、バカッター
→インナーの問題=インナーブランディングに課題があったのでは?

・社内の方向性を揃えてつよい矢印にする=時間の質を高めていく

 

何からはじめる?

→ダニエルキム教授による組織の成功循環モデル
①関係性の質を高めることをはじめとする
インナーブランディングにも関係性をよくするところからはじめる

ブランド投資を行った企業の成長率は4倍!
→「人々の生活をより良いものにする」という方向性

・インナーブランディングはすぐに価値があるものではないが、必要なもの

・その上で社会貢献+経営ビジョンと事業の連動(言ってることとやってることが一致している)
→自分の価値の可視化

・re:WORK=より良いチームを築くためのキーワード

・グレートカンパニー
長期にわたって会社を成功させていく完全な三角形
戦略的基盤とハードエッジは今ままで重視されていたこと
ソフトエッジ=企業のらしさ・強さ・レジリエンス
→今重視されるようになってきたこと=人との関わり

20世紀のモノの時代から21世紀のコトの時代へ
→ヒトモノカネ+情報(データ&チエ←人からくるもの)
=人と情報の経営モデルが必要になる

・デザイン経営宣言

・ブランディングとイノベーションが重要
→「人」がより重要な経営資源になってきている

・コーポレートブランディングの目的
→人的リソースを最大活用すること

 

コーポレートブランディングプロセス

1.情報収集
タッチポイントは何を使っているのか
会社がどういうイメージを持っているのか、デザイン的な資産

2.課題収集と構造化+理論補填
論文を読む

ミッション・ビジョン・行動指針

・インナーブランディング
・格安施策:社内でやる交換日記で関係性の質が改善する
・ワークショップ:会議の雰囲気が悪いならワークショップをして関係性を深める

・ガイドラインの作成をして展開はそこから進めてもらう

・その企業はリソースを最大活用できているか?

サービスブランディングの重要性

・note:批評があつまりにくいように設計されている
・人が価値を感じる3つの要素
機能=用途、デザイン=好感、ストーリー=共感
→これらを意識する


★人は視覚から90%の情報を得ている
→好感を得てもらうためには視覚に訴えるのが一番
→アップルも機能を訴える前に視覚に訴えている

①買ってもらうブランディング=好感・用途・共感の順に訴求する
②ファンにするブランディング=好感・共感・用途の順に訴求する

・ユーザーのなぜ?に答えをあげる
「なぜそのブランドをつかうのか?」に答えを提供できる
→BECAUSEと言わせる力
→ブランドにお金を払うことを幸福にさせる

・ユーザーのWHYに耐えられるかどうか?
ユーザーによいBECAUSEを答えさせてあげらるか


・消費は「社会的代弁」である
→自分たちの期待に反することで不買行動
・損害回避:ユーザーはお金を払ったものに対して価値があると信じたい

・ニーズへのレスポンス(欲しい人に届けているか)
・すぐによさがわかる=デザイン(見た目でいいじゃん!と思える部分)

 

Web制作におけるブランディングがもたらす「福音」とは

・人の価値を高めるために企業のブランドがあるという姿勢を正し、外に発信する
→ブランディングとは、人や社会、世界から必要とされる会社をデザインすること
→人から愛される会社を共に作り上げていく社会貢献となりうる

 

感想

重要なところや理論的なお話が多く、聞いて理解するのに必死なセッションでしたが、「ブランディングによってWeb屋が得られる福音」というお話は本当に共感しました。
ブランディングによって世の中に「良い企業」が増えることをサポートできるなんて、すごくすてきな仕事!そんなすてきな仕事についていることを常に楽しみながら、お客様の会社がより良くなるお手伝いに活かしていきたいなと思います。

 

ということで、(やっと)3セッションのレポートは終了です。
ブランディングについて、とても興味深いお話ばかりでした。
「ブランディング」となんとなくは理解していたつもりでしたが、その定義と可能性について知ることができるおもしろいセミナーでした。
Web制作会社ですが、「ブランディング」を考えながら制作に携わっていくと、より良いご提案ができると思うので、今後もブランディングについて学んでいきたいなと思います。

▼レポート#1
Web制作にかかわるブランディングとは?CSS Nite LP65 レポート#1

▼レポート#2
Web制作にかかわるブランディングとは?CSS Nite LP65 レポート#2

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